円形脱毛症について

円形脱毛症は突然やってくる

「円形脱毛症」は、性別を問わず、世代を問わず、子供でも大人でも、身体が健康であっても発症する可能性のある脱毛症状です。

 

なんの前触れもなくある日突然、しかも頭部のどの部分に、どんな形や大きさで現れるのか知ることができない上、さらに自覚症状もまったくないというのが特徴です。

 

この「円形脱毛症」は数種類の症状に分けられるのですが、どの症状もやはり「突然」、「バッサリと毛髪が抜け始め」、「短期間のうちに特定の範囲の毛髪が完全に抜け落ちてしまう」という状態に陥ります。

 

通常の男性型脱毛症の場合、普通はハゲてしまう前に一定程度の期間、「髪の毛が抜けていく時期」、つまり「前触れ・前兆」というのがあるはずです。

 

例えば抜け毛の量が目に見えて増えてきたと感じたり、洗っても洗っても痒かったり。

 

そういう状態がしばらく続き、数年かけて少しずつ薄毛になっていくわけですから、まぁこう言ってはなんですがある意味「ハゲてしまうことに覚悟ができる、心の準備ができる」可能性があります。

 

それに対して円形脱毛症はどうか。

 

そんな心の余裕はありません。

 

だって前触れがなく突然やってくるんだから。

 

ある日突然、昨日までなかったハゲを鏡で発見したり、身内や知り合い、美容室や散髪屋で発見されたり。

 

その精神的なダメージ(怖さや恥ずかしさ)たるや、なったことがある人でない限り計り知ることはできません。

 

僕は実は小学生(たしか3年生だった)の頃、この円形脱毛症になったことがあります。

 

ある日の朝、母親に発見されました。

 

後頭部に2箇所、10円玉大の丸いハゲがポッカリできているのを鏡で見た瞬間、あまりのショックで何も考えられなかったのを覚えています。

 

抜けた毛が見当たらなかったので、おそらく前の日までに浴室で髪を洗ったときバッサリ落ちたのだと思われます。

 

当時は「恥ずかしいから学校行きたくない」と言っても母親は「バカなこと言ってるんじゃない、早く学校行け!」で一蹴され、会話は即終了。
学校に行くと案の定いろんなヤツから笑われて、しばらくの間は本当に地獄の日々でした。

 

それから一ヶ月くらいしたらなぜか自然と治っていき、いつしかほぼ完全に元通りになってその後は一度も再発せず今に至ってますが、心のどこかでは「またいつ発症するんじゃないか」、「大人の今になってまたあんな風にポッカリ穴が開いたらどうしよう」といった恐怖心が存在するのは確かです。

 

 

円形脱毛症は昔はストレスが原因だと考えられていましたが、最近では赤ちゃんでも発症する場合があり、アトピー(人間の先天性過敏症)や花粉症といったアレルギー反応なども関係していると言われ、また円形脱毛症の種類も「多発型」、「全頭型」、「汎発(はんぱつ)型」と多岐に渡るなど、一概に「原因はストレス!」の一言では片づけられない状況になっています。

 

ちなみに、円形脱毛症が発生しやすい時期でいうと、なにかと環境が変化しやすい5月から6月あたりが多いようです。
この時期はたしかに異動や転勤、進学といった、精神的に大きな負荷がかかる時期ですね。

 

ストレスだけが原因じゃない、とはいっても、やはり精神的な影響は身体(頭皮)に大きな影響を及ぼすのは間違いなさそうです。

 

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円形脱毛症の種類と特徴

円形脱毛症の種類について以下にまとめておきます。

 

単発型円形脱毛症

頭髪の一部分が円形または楕円形に丸く脱毛するタイプ。円形脱毛症の中では一番かかる人が多く、比較的軽い症状です。

 

多発型円形脱毛症

単発型円形脱毛症が数ヶ所で同時に発生するタイプ。

 

多発性続発型円形脱毛症

多発型円形脱毛症が繰り返して発生するタイプ。多発型円形脱毛症は突然出ていつの間にか治ってしまうのですが、多発性続発型円形脱毛症は「ある部分が治ったらまた別の部分が抜ける」というように何回も脱毛症になってしまいます。

 

蛇行状脱毛症

後頭部から側頭部にかけて不規則な形をした脱毛が多発し、その後それらが合体していきます。問題はそれがアトピー(先天性の過敏症)因子を持っているとなかなか治りにくく(難治性)になってしまうパターンです。

 

全頭脱毛症

頭髪の一部分ではなく、頭全体の髪がすべて(完全に)抜け落ちてしまうタイプです。
かなり深刻で悪性な場合の症状です。

 

汎発(はんぱつ)性脱毛症

頭髪だけでなく、身体のあらゆる毛がすべて抜けてしまう症状です。
最も深刻で、難治性に属します。この症状は単なる円形脱毛症の枠を超えた範囲です。

円形脱毛症は原則として治療可能です

僕のときもそうでしたが、症状が軽いもの(10円玉くらいのが1,2個程度)なら特に治療をしなくてもいつの間にか治ってしまうこともあります。

 

ただし、「多発性続発型円形脱毛症」や「全頭脱毛症」になってくると悪性の可能性が高くなり、専門的な治療を行っても長期戦になる場合が多いようです。

 

また上記の症状以外にも、女性の全頭脱毛症においてすぐに快復してしまう「急性びまん性脱毛症」といったものや、生まれたときからすでに全頭脱毛の状態になっていて快復と悪化を繰り返す「先天性円形脱毛症」といった症例が、今も次々と報告されているようです。

免疫システムの不可解な挙動の原因はいまだ不明

先ほどもお話しましたが、円形脱毛症の原因はこれまでは「ストレス」が最有力だったんですが、最近では「免疫システムの暴走によって発生する自己免疫疾患の一つ」というのが原因の定説になりつつあります。

 

免疫というのは細菌やウィルスといった外敵から身を守るための身体の防衛機能。

 

通常なら次から次へと体内に侵入してくる異物を「危険」と正確に判定し、攻撃して排除するとても優秀で高度な機能なんですが、これがなぜか、まれに暴走して自分の身体を異物と誤認し攻撃を開始する場合があるのです。

 

これが「免疫システムの暴走による自己免疫疾患」。

 

特に「毛」という器官は構造もとっても複雑にできていて、毛根の毛母細胞は常に「成長」と「退行」を繰り返していますから、機能面において「毛」は他の器官と比べ独立性が高いといわれています。

 

そこで、本来は優秀なはずの免疫システムも「毛」(髪の毛だけでなく体毛全般を含む)については「異物=危険」だと判断を誤ってしまうことがよくあるようなのです。

 

免疫システムによって攻撃を受けた毛母細胞は、毛球が破壊され、毛球が破壊されるとその部分の毛を作ったり成長させたりすることができなくなることから、結果として「脱毛」するしかなくなります(本当に最悪です)。

 

つまり。
円形脱毛症が一気にドバっと発生するのは、免疫システムが毛根を集中攻撃するからなのです。

 

円形脱毛症になる人のほとんどが「単発型」や「多発型」なんですが、これはだいたいの場合軽症で、免疫システムもしばらくすると毛母細胞への攻撃を自然にやめてくれます。

 

これは免疫システムが毛母細胞を攻撃するのを忘れちゃうらしいんですが・・・、

 

忘れてくれるのはありがたいにしても、
そもそも「なんで誤って攻撃してしまうのか」、そして「なんで攻撃するのを忘れちゃうのか」は、医療関係者も研究者も誰も知らないらしいです。

 

人体の不思議、といえばそれまでですが・・・とにかく毛だけは攻撃しないでもらいたいものです。

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